![小田原城](https://trip.pref.kanagawa.jp/img/spots/photos/card/ae0ed8c976c562a7bc036961b3b3f2cf-450x300.jpg)
旅行記事
小田原風魔まつり:神奈川に甦る忍者魂!
忍術を間近で見たり、日本の城のひとつの歴史を学びたいなら風魔まつりがお勧めだ。まつりは毎年8月に2日間、神奈川県の小田原城で開催される。風魔まつりは有名な忍者、風魔小太郎の名にちなむ。8月26日、27日に小田原城址公園で開かれる。
8時26分:東京駅を出発
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東京から小田原まで最も早く行く方法のひとつは、JR東海道新幹線を利用することである。片道3,940円(大人)。所要時間は約35分。切符は「みどりの窓口」(スタッフが対応)か、自動券売機で購入する。
新幹線の改札内には売店があり、菓子や駅弁、土産などが買える。
9時:小田原駅に到着、徒歩で小田原城へ
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城までは小田原駅の東口から約10分。西口からも行けるが、こちらは40分かかる。
小田原城に到着。銅門(あかがねもん)からはいる。中には説明板があり、建設当初の壁の外観を知ることができる。
9時30分〜10時20分:小田原城内
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小さな橋を渡り、石の階段をあがる。天守閣に到着。
天守閣は大規模な修復工事を経て、2016年5月にリニューアルオープンされた。その際、新たな展示スペースも設けられ、城や周辺で発見された遺物が展示されている。
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入館料は大人500円、小中学生200円。天守閣内ではWi-Fiと、城を紹介するスマートフォンのアプリ(現在は日本語のみ)が利用できる。どちらも無料。
インフォメーションデスクには、日本語、英語、韓国語、中国語のパンフレットが置いてある。
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2階には小田原提灯をはじめ、さまざまな文化財が展示されている。
城内ではフラッシュを用いての写真撮影は禁止。3階と4階の特別展示室では写真撮影そのものが禁止されている。
![画像提供 小田原市観光協会](https://trip.pref.kanagawa.jp/img/itinerary/photos/photo-shortcode/db8e019a2f73de5bbbfbd6a60e1fb84f-1920x1080.png)
5階からは相模湾や小田原市内が一望できる。
★小田原城 http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/language/english/castle.html
![小田原城](https://trip.pref.kanagawa.jp/img/spots/photos/card/ae0ed8c976c562a7bc036961b3b3f2cf-450x300.jpg)
10時30分〜11時45分:忍者や侍に扮する。風魔まつり
![画像提供 小田原市観光協会](https://trip.pref.kanagawa.jp/img/itinerary/photos/photo-shortcode/39dd48b480b606eb8dcf7b6201ac2962-1920x1080.png)
常盤木門に向かう。ここでは侍や忍者の衣裳を着ることができる。忍者の衣裳を借りられるのは9時から17時まで(最終受付は16時30分)。大人(中学生以上)300円、子供(小学生以下)200円。鎧や甲など衣裳一式すべて、サイズが豊富にそろっている。
◎風魔まつり
伝説的な忍者、風魔小太郎の名にちなむ。風魔一党は小田原城で北条家に仕えた。風魔まつりは2013年に始まり、年々、規模が大きくなっている。風魔まつりでは手裏剣の投げ方、日本式の吹き矢や弓矢の扱い方を学んだり、忍者の武器のレプリカを見たりできる。子供は忍者迷路や小田原城枠登り、手裏剣投げを体験できる。ステージでは小田原の剣士によるパフォーマンスが披露される。会場には飲食物を売る屋台が並ぶほか、和紙づくりの体験コーナーがあったり、地元の工芸品を買ったりもできる。
![画像提供 小田原市観光協会](https://trip.pref.kanagawa.jp/img/itinerary/photos/photo-shortcode/c433721dbc98eb324b3eb00388f3a954-1920x1080.png)
12時〜12時45分:昼食、〈海舟〉の海鮮丼
海鮮料理の店〈海舟〉は小田原城から徒歩5分。地元でとれた食材を使った料理が楽しめる。
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〈海舟〉オリジナルの海鮮丼「小田原海鮮丼」(2,678円、税込)は、温かいご飯の上にマグロ、サーモン、イクラ、しらす、卵焼き、海老、その他の地魚、新鮮なわさびがのっている。頼めば、丼の海老の頭を入れた味噌汁を作ってもらえる(無料)。大海老天丼もお勧めだ。海老、魚介類、野菜の天ぷらののった丼に味噌汁、漬け物、茶碗蒸しがつく(2,030円、税込)。日本語、英語、中国語のメニューが用意されており、「ムスリムフレンドリー」な料理も提供されている。
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13時〜14時30分:報徳二宮神社へ
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報徳二宮神社は小田原城から西へ歩いてすぐのところにある。この神社は19世紀を代表する農政家であり思想家である二宮尊徳を祀っている。
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筆者は英語で小田原を案内する Local Japan(http://www.local-japan.jp)主催のDiscover Shintoism ツアーに参加した。所要時間は約2時間(5,900円)、日本の宗教である神道について知ることができる。
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ツアーでは、まず自分を清める作法を学び、つぎに僧侶の話を聞いてから本殿にはいる。本殿では儀式を体験し、神楽を鑑賞する。その後、絵馬(https://matcha-jp.com/en/1391)の書き方を学ぶ。
★報徳二宮神社 http://www.ninomiya.or.jp
![報徳二宮神社](https://trip.pref.kanagawa.jp/img/spots/photos/card/d7bb593e24e221566f8c96f44a581249-450x300.jpg)
報徳二宮神社
15時:〈HaRuNe小田原〉で名産品を探す
〈HaRuNe小田原〉は小田原駅の地下にあるショッピングセンターである。当センターには一般的な店のほか、土産物店や小田原の名産品を扱う店が並ぶ。
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小田原で有名なのは、かまぼこだ。〈小田原かまぼこ本陣〉では、小田原で作られた12種類のかまぼこが売られている。12種類すべて買えるのはここだけである。
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同店では、好きなかまぼこをすぐに食べられるようにカップに入れてもらえる。お茶やビールも購入できる。(かまぼこ:80円〜180円、お茶:120円、ビール:350円。いずれも外税)英語、中国語、韓国語の表示もある。
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小田原土産でほかに人気があるのは、木製の工芸品である。〈TAKUMI館〉では繊細で美しい木工品が売られている。木製の器は海外でも高い評価を得ている。
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そのほかに食器や装飾品、からくりパズルもある。動物のついた携帯ストラップやバッグストラップも人気だ。鳥、鶏、豚、熊、猫、柴犬、うさぎなどがある。
★〈HaRuNe小田原〉http://www.harune-odawara.com
16時:新幹線で東京に戻る
小田原では、小田原提灯づくりを体験できる。
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体験レッスンは〈なりわい交流館〉でおこなわれている。ここは観光客も利用できる小さなコミュニティーセンターで、提灯づくりだけでなく、年間を通じてさまざまなイベントが開かれている。小田原提灯は折りたたみ式で、日本の童謡『おさるのかごや』に登場することでも有名だ。体験レッスンでは提灯用の紙に自分で絵や文字を描き、竹枠に貼りつける。
★小田原提灯づくり体験レッスン(〈なりわい交流館)にて)
http://www.nariwai-kouryukan.org
旅のまとめ
東京駅→東海道新幹線〈こだま〉で小田原駅へ→小田原城、報徳二宮神社、周辺散策→小田原駅→東京駅
東京駅〜小田原駅:約35分。3,940円(〈こだま〉、片道、自由席)、
昼食、土産、ツアーなど
旅費合計 約9,000円